写真:増田 明弘 文:井上こみち
かつて川口は『キューポラの街』であった。街のにぎわいやひとの喜怒哀楽を時間の中にすべて刻んできた。
川口に生まれ育った写真家の増田氏も、今は『心の原風景』となってしまったキューポラの姿を本書で見事に再現させた。本書に収録された48ページのカラー写真は、いずれも自然の限られた条件の下、色彩や趣を変えるキューポラの風景を実に30年間にわたって撮り続けたものという。
『朝(あした)』『光(ひかり)』『街(ま ち)』『宵(ゆうべ)』
と分かれた構成も秀逸である。